生物を参考にした素材 -動き、適応、そして自主的な分子システム-
Rémi Merindola and Andreas Walther(2017.9)[Materials learning from life: concepts for active, adaptive and autonomous molecular systems ]
理由
"Reaction-Diffusion"の直近での利用回数が高いものから題材が生物のものを探した。
概要
生物を基にした非平衡系は動きや適応、自発的かつ知的な行動を示す新世代の分子素材の準備をするだろう。
実際の生命は複雑で機能的な非平衡系を良く表している。例えば細胞は常に時間を認識し、情報を伝達し、動き、適応し、進化し複製し続けている。
生物学の法則の理解に掻き立てられて、人工的な非平衡系がソフトマターサイエンスの多くの分野で見られている。
この論文では合成分子系が働くような生物機能で動く分子メカニズムについて扱う。特定の物質分類ではなく機能に関する新しい水準を可能にする原理に注目してこの興味深い分野について学際的な概念をまとめた。
究極的な目標は自己制御する化学物質によって動く自発的で適応的な分子デバイスの新時代の支持である。
印象的な図
FIG22.生体のいろんな反応拡散系とチューリングパターン。3次元のチューリングパターンが印象的。
雑記
生物題材だとやっぱり面白い。さくさく進められた。
寝不足だし星座占い最下位なのでかなり元気がない。