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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

免疫原性腫瘍の非線形ダイナミクス-パラメーター推定と全体分岐解析

KUZNETSOV, VA;MAKALKIN, IA;TAYLOR, MA;PERELSON, AS(1994.3)[NONLINEAR DYNAMICS OF IMMUNOGENIC TUMORS - PARAMETER-ESTIMATION AND GLOBAL BIFURCATION-ANALYSIS ]

 

理由

"Mathematical model"のBiology分野の被引用数が多いもので興味があったもの

 

概要

免疫原性腫瘍の成長に応答する細胞障害性Tリンパ球の数理モデルを示す。モデルは腫瘍成長の免疫刺激や、腫瘍の「すり抜け」、腫瘍「休眠状態」の形成などの生体内で見られる多くの減少を示す。モデルはマウスの脾臓のBリンパ球BCL1の成長と退化の動力学を説明するのに使われる。実験データとモデルを比較することで、生体内では測れないような過程を表すパラメータの数値的予測ができる。局所、あるいは全域分岐解析によってパラメーターの現実的な値を計算する。パラメーターセットが大量であるため、腫瘍成長の過程や臨床症状は、ある種の白血病と同様に、3-4か月で再発すると予測する。

 

印象的な図

Figure4. パラメーターの分岐解析

パラメーターの変化によってモデルがどう変わるか示すにはやっぱりこれ

 

雑記

はやねはやおきができない