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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

成人真皮の創面収縮と収縮組織の圧縮境界の耐久性の機械化学モデル

OLSEN, L; SHERRATT, JA; MAINI, PK(1995.11)[A MECHANOCHEMICAL MODEL FOR ADULT DERMAL WOUND CONTRACTION AND THE PERMANENCE OF THE CONTRACTED TISSUE DISPLACEMENT PROFILE]

 

理由

皮膚のmathematical modelで面白そうだったやつ

 

概要

成体哺乳類の皮膚障害の治癒は空間的、時間的に調和した複雑な過程wp含む。本質的には、傷のサイズを減らすような傷収縮は全層の切除の真皮傷治療である。しかしながら、障害収縮の下にある生化学反応は十分には理解されておらず、繊維収縮の病気として知られる深刻な医療状況の病因についてはほとんど知られていない。この研究の目的は創傷収縮と、関連する通常の病理的治癒過程との機械的な関係に関する考えを得るために決定論的な数理モデルを調査することである。モデルは繊維芽細胞と筋線維芽細胞と化学成長因子とタイプ1コラーゲンを含む細胞外マトリックスの必須な働きを表している。モデルの結果は繊維増殖の生物学と創傷収縮と定量的に合致している。"増殖"として知られる治癒の(長い)一過的過程の間に収縮状態は進展する一方でコラーゲンの動力学はかなり長い"再構成"過程に必須である。特に創傷収縮の進展においていくつかの定量的な結果は実験データと好ましく合っていた。もとにある生物学的メカニズムのさらなる理解を含めりことで、生体内の成人ヒト真皮創傷治癒へのモデルの応用は収縮や繊維収縮障害の調節のための戦略を与えるかもしれない。

 

印象的な図

Fig6. 線形創傷モデルの数値シミュレーション

 

雑記

そういえば前の研究会で創傷治癒のモデルを見た記憶がある、自分の研究にもなんだかんだ関係あるしもっとちゃんと聞けばよかった