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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

鳥インフルエンザ流行:我々は流行を防げるか?

Iwami, Shingo;...;Liu, Xianning(2009.3)[Avian flu pandemic: Can we prevent it?]

 

理由

岩見先生シリーズ5

 

概要

  東南アジア、ヨーロッパ、そしてアフリカでの病原体H5N1鳥インフルエンザの高い発生率によって、家禽が衝撃的な結果を受け、数多くのヒトが感染する結果になった。病原体保有動物からの感染は蓄積するが、ウイルスはヒトの間で広く広がっているようには見えない。しかしながら、例えば、遺伝子再集合の過程は鳥インフルエンザAウイルスとインフルエンザAウイルスのヒト系列の両方に感染したヒトの中で起こる可能性がある。結果として起こる新しいウイルスはその後ヒトに容易に感染し、ヒト間で広がるかもしれない。したがって、多くの専門家は、ヒト間で容易に伝染できるような変異ウイルスのおかげで流行が起こると予測している。よって、主な公衆衛生問題は新しいインフルエンザの流行であるが、そのような危機をどのように制御するかは分からないままである。この論文では、変異鳥インフルエンザの出現後の毒性の進化と流行制御との関係を測定する。一つは鳥インフルエンザに感染した鳥の除去方針、もう一つは変異鳥インフルエンザに感染したヒトの検疫方針である。これらの予防方針は効果的ではないことを発見した。さらに、興味深いことに、同じ状況で同じ介入をするとヒトの罹患率が上昇し、ヒトの死亡率が減少し、逆も然りである。検疫方針はヒトの罹患率、死亡率両方を下げるのに効果的であるが、除去方針は最悪の症例状況でヒトの罹患率または死亡率のどちらかを上昇させることを見つけた。

 

雑記

どうぶつの森みたいに果物を取り、貝殻と魚を売り化石を掘って暮らしたい