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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

leading eight:間接評価によって協力を維持するような社会基盤

Ohtsuki, H;Iwasa, Y(2006.4)[The leading eight: Social norms that can maintain cooperation by indirect reciprocity]

 

理由

磐佐先生シリーズ3

 

概要

間接評判の理論は単発の相互作用に参加するような無関係な人の間の協力の進化を説明する。評判を使って、プレイヤーは協力する価値があるかないかについての情報を獲得する。前の論文で、評判ダイナミクスを定式化した。これは、プレイヤーの行動、最近の評判、そして相手の評判が与えられる時に、各プレイヤーが善か悪かの二つの評判をあてがわれるルールである。その後、可能な評判ダイナミクスを全て調べ、意図された協力の実行や公衆の観察での報告にエラーを含めても、高水準の協力があるESSを維持できるのは、"leading eight"と名付けられた評判ダイナミクス8つしか存在しない。この論文では、これらの成功社会基盤の特徴を調べる。まず、評判ダイナミクスの各ピボットの役割は、すべてのleading eightで共通である。間接評判における成功には、善(集団間での協力を維持する)、報復(離反者の発見と処罰、そして処罰の正当化)、謝罪、そして赦しが重要である。次に、ESS条件の定量的な評価を与え、協力の水準がESSで維持されるようなleading eightの基本的な2つの特性を示す。

 

雑記

早起き生活の夢は遠い・・・。(10:15起床)