UV光で刺激されたタンパク質キナーゼとc-JUN活性ドメインに結合してリン酸化するHA-RAS
DERIJARD, B;....;DAVIS, RJ(1994.5, CELL)[JNK1 - A PROTEIN-KINASE STIMULATED BY UV-LIGHT AND HA-RAS THAT BINDS AND PHOSPHORYLATES THE C-JUN ACTIVATION DOMAIN]
理由
NF-kBシリーズ3
概要
哺乳類の細胞のUV反応の特徴は、AP-1とNF-kBによって調節される遺伝子の急速かつ選択的な発現である。AP-1転写活性の効果は、部分的には、c-JUN-NH2終末活性ドメインのリン酸化の促進による。ここでは、UV反応中のスレオニンとチロシンの二重リン酸化によって活性化されるMAPキナーゼの遠い親戚である、JNK1の特徴と分子クローニングを示す。重要なことに、Ha-RasはJNK1を部分的に活性化し、UVによって起こる活性化を強める。JNK1はc-JUN転写促進ドメインに結合し、Ser-63とSer-73上でリン酸化する。よって、JNK1は原ガンタンパク質やUV照射によって活性化されるような新しいシグナル伝達経路の要素である。これらの特性により、JNK1活性は腫瘍促進において重要な役割を果たすだろうといえる。
雑記
とかく休みがない