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選択的に Foxp3(+)制御T細胞を欠失させると、ふけのような症状が起こる

Lahl, Katharina;...;Sparwasser, Tim(2007.1, JOURNAL OF EXPERIMENTAL MEDICINE)[Selective depletion of Foxp3(+) regulatory T cells induces a scurfy-like disease]

 

理由

皮膚炎7

 

概要

ふけのような変異体マウス系統は3-4週齢中に初期死を引き起こすリンパ増殖性疾患に罹る。フォークヘッドボックス転写因子FoxP3のフレームシフト変異は多臓器自己免疫疾患の分子的原因として同定された。FoxP3は制御性T細胞(T reg細胞)の発達と機能における中心的な制御因子であり、制御性T細胞は自己寛容の維持に必要である。しかしながら、T reg細胞の機能不全または欠失は、病原学的に老け病因とその人間の関連病IPEXシンドロームに関与する。"制御性T細胞欠損(DEREG)"バクテリアの人工クロモソームトランスジェニックマウスを作成する、これはジフテリア菌由来毒素(DT)受容体を発現し、foxp3遺伝子座の制御下に高感度緑色蛍光タンパク質を置き、DT感染によって選択的に効果的にFoxp3(+)T reg 細胞を欠損させる。新生DEREGマウスにおいてFoxp3+の欠失は巨脾症やリンパ節症、膵島炎や深刻な皮膚炎を伴うふけ様の症状の発症につながる。よって、これらのデータによって、Foxp3(+)T制御細胞の欠失は実際に老けのような表現型を起こす実験的な証拠が与えられた。さらに、DEREGマウスは生体内での免疫反応においてFoxp3(+)T制御細胞の機能のより正確な定義を可能にするだろう。

 

雑記

元号が変わろうと、私の給料は上がらないし、仕事も変わらない。明日は年度の開始でもないし、新たな時代の幕開けでもない、ただの、毎日の延長線上でしかない。