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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

尋常性乾癬患者の病変部位においてインターロイキン23 p19とp40の発現が上昇する。

Lee, E;...;Krueger, JG(2004.1, JOURNAL OF EXPERIMENTAL MEDICINE)[Increased expression of interleukin 23 p19 and p40 in lesional skin of patients with psoriasis vulgaris]

 

理由

皮膚炎シリーズ11

 

概要

乾癬は病変部位において多数のIFN-gammaとIFN関連炎症性遺伝子の存在が特徴的なタイプ1逸脱型障害である。IL-23は今、Th1介在性障害における炎症性細胞の補充において重要な役割を果たすと認識されているので、新しく説明されているこのサイトカインの産生を乾癬病変部位で調べた。IL-23はp19とIL-12と共有するp40の2つのサブユニットから構成される。非病変皮膚と比べて病変部位では定量的逆転写ポリメラーゼ連鎖反応によってp19 mRNAが有意に上昇していた。IL-23とIL-12が共に持っているp40サブセットは非病変部位に比べて11.6倍増加していたが、IL-12 p35サブセットは日病変部位で増加していなかった。IL-23は主に真皮細胞で発現され、増加したp40免疫反応性は病変部位のほとんどの真皮細胞で可視化された。乾癬組織からの細胞単離実験によって、単球マーカー(CD14(+)CD11c(+)CD83(-))と成熟樹状細胞(DC)マーカー(CD14(-)CD11c(+)CD83(+))を発現している細胞においてp19 mRNAが強く発現している一方で培養下では、p40とp19のmRNAは刺激された単球と単球由来DCにおいて強く制御されており、IL-12より長く持続することが分かった。データにより、IL-23はTh1タイプヒトの炎症障害である乾癬においてIL-12より支配的な役割することが示された。

 

雑記

初日から飲み会続きで帰りが遅くなり、朝が全く起きれない