これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

ライム病

 Allen C. Steere;...;Paul S. Mead(2016.12, Nature REVIEWS Disease Primers)[Lyme borreliosis]

 

理由

虫刺されについて調べてたら環状紅斑を示すマダニ感染症の「ライム病」について

 

概要

ライム病は北半球の温帯地域で優先的に起こるダニ媒介性症状であり、主に北アメリカのバクテリアBorrelia buradoferiやヨーロッパとアジアのBorrelia afzeli もしくはBorrelia gariniiによって生じる。感染は大抵(ステージ1に対応する)遊走性紅斑として知られる拡大する皮膚障害から始まり、治療をしなければ特に神経異常の初期播種感染が続いて起こり(ステージ2)、感染後期までには特に北アメリカで関節炎、ヨーロッパで慢性萎縮性肢端皮膚炎が起こる(ステージ3)。しかしながら、この病気はこれらの症状のどれも示さないこともある。感染の間、バクテリアは宿主の組織を移動し、特定の細胞に付着して、免疫除去を逃れる。しかし、これらの器官は自然免疫、獲得免疫の両方で最終的に殺され、この感染の炎症性症状を解決する。環状紅斑の患者を除いて、ライム病は兆候の特徴的な臨床の様子に基づいて診断される。感染の全ての症状は適切な抗生物質の投与によって治療されるが、患者の中には感染後に後遺症が続くものもいる。ライム病の予防は主に個人の保護方法によってダニに咬まれないようにすることである。

 

雑記

NatureのAbstは読みやすいなぁ、って100回くらい言ってる。