これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

形態学的な革命によって、爆発性の種子散布が起こる

Hugo Hofhuis;…;Angela Hay(2016.6, Cell)[Morphomechanical Innovation Drives Explosive Seed Dispersal]

 

理由
こないだやった研究会で紹介されてて面白かったので

 

概要

機械的もしくは生物学的な過程が細胞・組織そして器官で協調して複雑な特徴を作るかは、生物学の重要な問題である。ミチタネツケバナシロイヌナズナの近縁種であり、種を分散させるために爆発メカニズムを用いる。この論文では、この特徴が、異なる空間スケールでの形態学的な革命を通じて進化したことを示す。器官スケールでは、果皮中の張力が爆発に必要な弾性エネルギーを生み出す。、膨圧や液胞の大きさそして表皮の細胞壁特性を通じた果皮組織が異なる収縮を行うことで、この張力が生まれる。この張力の爆発的放出は、種のb細胞中のリグニンが細胞スケールで非対称的に蓄積することで制御されている。このb細胞は、アブラナ科の植物で見られる爆発性のさやと関係がある驚くべきパターンを持っている。これらの異なる階層を繋ぐことによって、進化的に新しい複雑な特徴革命と繋がる爆発性種子散乱の統一的なメカニズムを示す。

 

印象的な図

Figure 3. 種子の散乱の器官的なメカニズム

Figure 4.いろんな爆発性種子

 

雑記

そもそものコミュ力が高くないので、英会話がめちゃめちゃである。何とかできないものか