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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

細胞間接着をモデリングする連続的なアプローチ

Nicola J.Armstrong;...;Jonathan A.Sherrat(2006.11, Journal of Theoretical Biology)[A continuum approach to modelling cell–cell adhesion]

 

理由

"pattern formation" "mathematical model"で検索して被引用数が多い論文

 

概要

細胞は、細胞表面で細胞接着分子の結合を通じて互いに接着する。細胞間接着として知られるこの過程は、初期胚発生や組織恒常性と腫瘍成長を含めた生物学の多くの領域で基本的な過程である。この論文では、結合を通じて生成される結合力に応答する細胞の動きを考慮することで、この現象の新しい連続数理モデルを開発する。我々のモデルが、分離される接着細胞集団の集合行動を予測することを示す。さらに、モデルを多数の集団間の相互作用を再現するために拡張すると、実験的に観察される細胞選別行動の異なるタイプを再現することができることを示す。結果的なパターン形成は、モデル内の自己集団と集団間接着結合の相対的強さの直接的な結果である。細胞選別行動は以前に異なる方法でも説明されたが、今もなお十分継続的なモデルで観察されていない。

 

雑記

島に行って、みんな頑張って生きてるんだなぁとだけ思って帰ってきた