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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

PSEUDO-RESPONSE REGULATOR 7と9は、シロイヌナズナ概日時計の気温感応性に必須な部分的重複遺伝子である

Patrice A. Salome;C. Robertson McClung(2005.3, American Society of Plant Biologists)[PSEUDO-RESPONSE REGULATOR 7 and 9 Are Partially Redundant Genes Essential for the Temperature Responsiveness of the Arabidopsis Circadian Clock]

 

理由

植物の周期

 

概要

光周期(明/暗)や温度周期(温/冷)などの環境的な時間刺激は、内在的な生物時計を環境時間に合わせる。シロイヌナズナの生物時計が光周期に同調することはよく知られているが、温度感受の決定や温度周期の同調は知られていない。時計要素のTIMING OF CAB EXPRESSION 1/PRR1を含むシロイヌナズナのPSEUDO-RESPONSE REGULATOR遺伝子は、細菌や菌類や植物の反応の制御因子であるが、上流の感覚キナーゼによって通常リン酸化されるAspを保存していない。ここでは、2つのPRRファミリーのメンバーであるPRR7、PRR9が部分的に重複している、すなわちprr7-3とprr9-1変異体が少しの周期の延長を見せるが、prr7-3やprr9-1の二重変異体は、光の周期を付加的に延長するよりも長く劇的に周期が伸び、常時暗条件ではリズムがなくなることを示す。prr7-3 prr9-1変異体は温度周期の同調後に振動を維持することができず、寒冷刺激に応答して時計をリセットすることもできないので、この重要な変異は高等植物において温度の同調に強く影響することが示される。PRR7とPRR9は温度感受性概日システムの重要な要素であると結論付けた。PRR7とPRR9は温度や光入力経路において機能したり、温度シグナルに応答する時計に必要な振動子の要素を示す可能性がある。

 

 

雑記

早く金を稼げるようになりたいという気持ち、あるなぁ