これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

局所的に曲がった幾何によってアフリカゾウ皮膚における曲げ亀裂が生まれる

António F. Martins;...;Michel C. Milinkovitch(2018.10, nature communications)[Locally-curved geometry generates bending cracks in the African elephant skin]

理由

こないだ教えてくれた論文の著者の別のやつ

 

概要

隙間の複雑なネットワークは、アフリカ丸耳ゾウLoxodonta africanaの皮膚表面を飾る。これらのミクロメーター幅のチャネルによって、(水の保持による)温度制御と寄生者に対する保護と(泥付着による)強い太陽照射の効果が高まる。これらの構造の適応値はよく確立されているが、それらの形態的特徴と生成機構は知られていない。顕微鏡、断層撮影レントゲン写真術とカスタム物理ベース格子モデルを用いて、アフリカゾウの皮膚チャネルは動物のもろく、かつ落屑欠損の皮膚最外層の破砕であることを示す。過角質化した角質層の連続した肥厚によって皮膚のミリメーターの上昇の格子の地溝における局所的に曲がった機械ストレスのよってその裂け目が生じることを主張する。したがって、アフリカゾウの皮膚チャネルは、収縮によって生じる正規の緊張のひび割れによるのではなく、局所的に曲がった基質上のもろい物質の肥厚によって生じる。

 

印象的な図

Fig.1 ゾウの皮膚のひび割れパターン

 

雑記

最近の作業用BGMはキルミーベイベー