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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

総説:皮膚と免疫系

Elizabeth R. Mann;...; Ailsa L. Hart(2012, J Clin Exp Dermatol Res)[Review: Skin and the Immune System]

 

理由

免疫系と常在細菌の関係

 

概要

皮膚免疫系は、侵入してくる病原体に対する免疫と免疫恒常性をうまく維持するための免疫寛容メカニズムの両方として機能する複雑な細胞ネットワークを含む。抗原提示の特性と皮膚の自然免疫と獲得免疫の相互作用によって、生み出される免疫反応の種類が決定される。樹状細胞は、特有の可塑性を示すため、自然免疫と獲得免疫の反応を結ぶ重要なプレイヤーであり、両方の種類の免疫反応において直接的に働き、他の免疫細胞とクロストークする。この総説では、皮膚における自然免疫と獲得免疫系の要素の機能的役割を解剖する。特に、初期免疫反応を誘導することが出来る唯一の細胞である皮膚樹状細胞に焦点を当てて、それらの免疫原性反応と免疫寛容反応のどちらかを起こせる能力と、T細胞の皮膚常在特性の刷り込みを介して皮膚に戻る作用細胞を指揮する能力をまとめる。最後に、宿主防御と疾患における皮膚常在細菌叢と免疫系との間の相互作用について議論する。

 

雑記

春眠が暁を覚えぬ季節になりましたが、皆々様におかれましてはどのように起床されておりますでしょうか