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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

見ているものが信じられないとき:侵入種の多様な空間分布の比較研究

Natalia Petrovskaya; Wenxin Zhang(2020.3, Journal of Theoretical Biology)[When seeing is not believing: Comparative study of various spatial distributions of invasive species]

 

理由

JTBのアラートで流れてきたやつ

 

概要

生物学的侵略者の空間パターンを研究するときの、パターン認識と比較の問題を解決する。生物学的侵略のモデルを用いて、侵略種の時空間ダイナミクスを計算し、いわゆる"no front"パッチ空間分布を含む多様な空間パターン作りだす。ここではいくつかのトポロジー指標を導入して、多様な侵略種の空間分布を、それらのトポロジーに関する情報に基づいて相互に比較した。加えて、トポロジー指数を用いて空間パターンが生物学的侵略の根底にある過程における制御パラメータに関連するという結論が生まれた。解析によって、フロントの背後のパッチのない一定のフロントの空間パターンのトポロジーを考えるとき、モデルパラメータが少し増加するとトポロジー指数が少し増加することが分かった。その間に、"no front"パッチの空間分布は異なるケースで生まれ、このときモデルパラメータが少し変化するとトポロジー指数がランダムで変化する。パッチパターンの"ランダムな"ふるまいをさらに研究することで、パッチ空間構造が時間と共に一定の空間分布にそれ自身が変化するかどうかを理解できる。この論文では、空間分布を分類するのに用いられるトポロジー定量とは別に議論され、空間パターンのトポロジー性質を設立するのに要求される遷移時間がパターン認識と解析に考慮されるべきである。さらに、いくつかのパラメータ値にとって空間パターンのトポロジー種に関して結論付けることは不可能であることが示され、すなわち一定のフロントの空間分布はトポロジー指数が何であろうと、侵略種の"no front"パッチ分布とは区別できない。

 

雑記

さんがつー