これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

反応拡散系におけるシェルピンスキーのギャスケット

Yumino Hayase and Takao Ohta(1998.8, PHYSICAL REVIEW LETTERS)[Sierpinski Gasket in a Reaction-Diffusion System]

 

理由

前まで読んでた教科書の参考文献になってた

 

概要

計算機シミュレーションによって、1次元におけるBonhoeffer van der Pol タイプの反応拡散系が相互作用するパルスの動きにおいて興味深い時空間パターンを示すことが分かった。非線形性とパラメーターを適切に選ぶことで、パルスの軌跡は時空座標におけるシェルピンスキーのギャスケットのような自己類似的な規則的なパターンを示す。これは、パルスの自己複製と、衝突における拡大のパルスの消滅と保存によって生じる。シェルピンスキーのギャスケットは、同等のセルオートマトンへの時間発展のマッピングによって理解されうる。

 

印象的な図

Fig4. 相互作用するパルスの時空間パターン

 

雑記

やっぱり科学は「役に立つ」よりも「美しさ」だよなぁ