これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

ミクログリア:CNSにおける病理イベントの感覚器

Georg WKreutzberg(1996.8, Trends Neurosci. )[Microglia: a sensor for pathological events in the CNS.]

 

理由

実験医学数理モデル特集の第2章4. 「ホモロジーの概念を用いた組織画像解析法」の参考文献

 

概要

ミクログリア細胞の大きな特徴は、CNSにおける小さな病理変化に対してさえも急速に活性化することである。ミクログリアの活性は、感染や疾患、炎症、外傷、虚血、脳腫瘍そして神経変性に対する神経柔組織の防御において重要な因子である。ミクログリアの活性化は生体内において徐々に応答する。ミクログリアは、厳密な制御下で潜在的な障害性細胞に変形し、神経系もしくは末端系そしてその両方における応答として主に起こる。活性化したミクログリアは主に清掃細胞であるが、組織修復と神経再生における他の多様な役割を行う。ミクログリアは、免疫の監視と制御をできる免疫警告内在マクロファージとのネットワークを形成する。活性化したミクログリアは、侵入した微小生物の破壊、将来的に有害な破片の除去、成長因子を分泌して組織修復の促進、そして組織の恒常性の回復の促進ができる。ミクログリアは増殖と活性の細胞内シグナル伝達系の理解によって、CNSにおける障害に対するグリアの反応に焦点を当てる治療の合理的根拠が与えられるかもしれない。

 

雑記

TAを家からやることになったが、たまに掲示板除いて質問が来たら対応するだけなので、ほぼ昔の2chとかとやってること変わらない。これで金貰えるのすごいな