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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

細胞応答と細胞運命決定を調整する縮日周期とパルス

Akihiro Isomura, Ryoichiro Kageyama(2014 Development)[Ultradian oscillations and pulses: coordinating cellular responses and cell fate decisions] 

 

理由

実験医学数理モデル特集の第4章4. 「炎症シグナルにおけるp38活性オシレーションの解析」の参考文献2

 

概要

生物時計は個体発生や恒常性や機能に重要な役割を果たす。近年、多くの研究が概日時計に注目してきたが、24hより短い周期を持つ縮日周期の存在に注目する研究が現れた。最近の光遺伝学的方法と伴に、蓄積した証拠から、このような縮日周期は細胞運命決定の間に重要な役割を果たし、縮日周期と細胞運命決定の間の機能的な関係を解析することで、胚発生の設計原理の理解を深めることができるだろう。この総説では、縮日周期動態のメカニズムを議論し、様々な生物学的文脈における縮日周期の例を紹介する。さらに、光遺伝学的技術が縮日周期の生物学的意義を解明するのにどのように用いられたかを議論する。

 

印象的な図

Fig2. 多様な生物学的文脈における縮日周期の例

 

雑記

PCラックなんて贅沢なものはないので、本を積み上げノートPCを引っ掛けて姿勢悪化を防いでいる