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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

局所的な自己促進と側方抑制によるパターン形成

Meinhardt H, Gierer A.(2000.8, Bioessays.)[Pattern formation by local self-activation and lateral inhibition.]

 

理由

実験医学数理モデル特集の第4章8. 「ゼブラフィッシュのチューリングパターン形成メカニズムの解析」の参考文献

 

概要

1972年に、我々はパターンを形成する基質の最大濃度が長距離の抑制と合わせて局所的な自己増幅を介して生成されるという生物学的パターン形成の理論を提案した。その後、多様な発生システムにおける沢山の証拠によって、抑制の相互作用を持つ自己触媒的なフィードバックループの重要性が示された。その例は、胚の組織化領域の形成や分割、個々の細胞の局所化、そして遺伝子活性に見られる。計算機シミュレーションによって、この理論が、除去された部分へのシグナルを含む、観察される多くの制御現象を説明することを示す。これらの自己制御的特徴によって、発生が頑健かつ誤差耐性のあるものになる。さらに、この結果のパターンの詳細は、大部分は初期条件と誘導シグナルによって与えられる。

 

雑記

今ならめちゃめちゃ安く買えるし、ちゃんと選べばこれ以上下がることないだろうから、投資やろう!と思ったけど、元手になる金さえなくて諦めた。