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日本の先島諸島における擬態蝶Papilio polytesの人口動態のモデル

ToshioSekimura;....;YasuhiroTakeuchi(2014.11, Journal of theoretical biiology)[A model for population dynamics of the mimetic butterfly Papilio polytes in the Sakishima Islands, Japan]

 

理由

セミナーで紹介されてた論文

 

概要

日本の先島諸島における擬態アゲハ蝶Papolio Polytes の人口動態の数理モデルを示す。このモデルは主に4つの変数を含んでいる。(2つの雌形態f.cyrusとf.polytesと味が悪い蝶であるpachliopta aristolochiae)の3種の蝶の密度とそれらの捕食者である。非擬態蝶のf.cyrusはよく似ており、よく雄を惹きつけ、擬態蝶のf.polytesはモデル蝶のP.aristolochiaeに擬態することは良く知られている。実験的証拠に基づいて、雄を含むリソースの種内競争下で、f.cyrusとf.polytesの2つの形態が相互に作用し、f.cyrusの成長率がf.polytesの成長率より高いことを仮定した。さらに、f.polytesへの擬態の利益とモデルへのコストはそれらの相対頻度に依存することも仮定した。すなわち、捕食者による擬態の致死率は、モデルの頻度上昇に伴って減少する一方で、擬態の頻度の上昇に伴いモデルの致死率は上昇する。環境収容力に対する密度依存的効果を考慮して、3つの常微分方程式(ODEs)で構成されるモデル系を準備し、数理的に解析して、解析結果を確かめる計算機シミュレーションを行う。結果は宮古島におけるP.polytesの人口動態に関する野外記録を再現する。さらに、モデルはSection2で定義される先島諸島における擬態の利点指数(AI)に対する相対数(RA)の正の依存性も説明する。

 

 

雑記

これ以上君のことを嫌いになりたくないから、夏よもうこれ以上暑くならないでくれ