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細胞周期振動の構築:cdc2活性におけるヒステリシスと双安定性

Joseph R. Pomerening;...;James E. Ferrell Jr(2003.3, Nature Cell Biology )[Building a cell cycle oscillator: hysteresis and bistability in the activation of Cdc2]

 

理由

 「理論生物学」第1章1-2 「理論生物学の眺め方」の参考文献

 

概要

初期胚の細胞周期において、Cdc2-サイクリンB昨日は自励振動子ににている。これはDNA複製や分裂が阻害されていたとしても頑健な生化学リズムが続く。振動子の中心である負のフィードバックループにおいて、サイクリンが蓄積し、活性な分裂のCdc2-サイクリンBを産生し、Cdc2は後期促進複合体(APC)を活性化し、その後APCはサイクリン分解を促進し、cdc2を不活性に戻し、間期状態に戻す。Cdc2制御も正のフィードバックに関係し、Cdc2-サイクリンB刺激性の活性化のCdc25と阻害因子Wee1とMyt1の不活性化を伴う。正しい状況下でこれらの正のフィードバックループは分裂の双安定のきっかけとしての機能を行い、双安定のきっかけのある振動は細胞周期制御のような生物的応用に一部関係あるだろう。したがって、Cdc2活性は双安定である。非分解性サイクリンBに対するCdc2の応答は、一過的に急峻にス一定の様に反応し、Cdc2活性が双安定であるときに期待されるような反応をすることを確かめた。さらに、Cdc2活性はヒステリシスを示し、これは生科学振動に特に関与する双安定系の特性である。これらの発見によって、分裂振動子の基本的なシステムレベルの論理の確立が進む。

 

雑記

蝉、昼前に急に鳴くのやめたな、死んだか?