これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

合成的な多細胞クオラムセンシング

Jordi Garcia-Ojalvo;...;Steven H. Strogatz(2004.7, PNAS)[Modeling a synthetic multicellular clock: Repressilators coupled by quorum sensing]

 

理由

理論生物学」第3章3-2「微生物の集団的な振舞い」の参考文献

 

概要

多様な生化学リズムは、いくらか同調的に制御するような多数の細胞振動子によって生まれる。概日生物学から内分泌学に亘る広い範囲の分野で、多細胞構造においてどのように選択的なリズムが生まれるかを理解することは面白い問題である。数学的かつ計算機的なモデリングを用いることで、合成的な生物時計を発現する大腸菌細胞集団における細胞内シグナリングを介して協約する効果を研究する。結果から、クオラムセンシングメカニズムを介する相互作用を行う遺伝的振動子の多様かつノイズのある集団が、頑健な方法で自己同調的でなければならず、これにより実質的に系全体におけるリズム性が引き起こされる、ということが予想された。そのようなものとして、ここで考えている共役した遺伝的振動子の特異的な系は、生物学振動子の集団における同調の伝達の最初の定量的な例を与える良い候補であると思われる。

 

雑記

昼間に買い物に出たら、暑さで死ぬかと思った。。。ここから先は地獄だぞ・・・