これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

海馬場所細胞における二重相と発火頻度符号化:嗅内メッシュ細胞との関係と理論的重要性

John O'Keefe; Neil Burgess(2005.9, Hippocamous)[Dual phase and rate coding in hippocampal place cells: Theoretical significance and relationship to entorhinal grid cells]

 

理由

2014年ノーベル賞医学生理学賞

 

概要

海馬錐体細胞EEGのθリズムに関係する発火の位相による情報を指定するという仮説の考えやデータをまとめる。発火頻度の多様性は、発火位相によって指定されるものより独立的に情報を指定することが出来るという仮説に特に注目する。錐体細胞膜電位における2つの独立な振動の影響の観点から位相前身効果のありうる説明と、どの発火位相が内部のダイナミクスや外部(環境)の変化を反映するかを議論する。最後に、場所細胞と頭方位細胞の組み合わせにおける経路統合システムの部分としての球内上皮における最近発見された”グリッド細胞”の発火モデルを提案する。

 

雑記

医学生理学だけみようと思ってたのに、CRISPRCasが化学で取ったから一応化学もチラ見しなきゃいけなくなった