これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

学際的研究の結晶:異常なバラ状の紅斑の征服

Nitin Verma;..;Muhammad Amjad Khan(2016.1, Case Reports in Pediatrics)[The "Pearls" of Multidisciplinary Team: Conquering the Uncommon Rosette Rash]

 

理由

色んな形の皮膚炎をさがしていたので

 

概要

線状IgA水疱性皮膚症(LAD)は、子供の慢性水疱性疾患として知られ、基底膜の領域でのIgA沈着を伴う自己免疫疾患であり、水疱性紅斑を引き起こす。これは、しばしば”真珠の首飾り”またはバラ状として記述される臨床的所見を示す。診断はたいてい臨床的であるが、ときどき生検が必要になる。ダプソンは、LAD治療における第一選択治療として広く考えられている。5歳の少女は、広がった痛みのある紅斑と発熱が4日続いていた。この紅斑は痛みのある水疱に変化した。水疱瘡との最近の接触も存在した。彼女は熱はないが血行動態的に安定しており、二次感染の水疱瘡患者として扱われた。治療を繰り返したのち、症状が持続するため、皮膚科チームに見直され、子供の慢性水疱性疾患としても知られる線形IgA疾患と診断された。これは、バラ状の見た目と真珠の首飾り用の皮疹のある水疱性紅斑を示すことに基づく。LADの臨床的特徴は、より一般的な皮膚感染と区別するのが難しい可能性がある。他の学際的なチームの経験が大きな活躍をする場合があり、正しい診断と治療を導く可能性がある。

 

印象的な図

Fig2. 真珠の首飾り様の皮疹

 

雑記

しれっとノーベル賞シリーズ終わってますが、自分のテーマ周りの論文読み終わったらまた始めるかも