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自然免疫系の計算機モデリング

Alexandre Bittencourt Pigozzo;...;Marcelo Lobosco(2013.4, BMC Bioinformatics)[On the computational modeling of the innate immune system]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

近年、ヒトの免疫系(HIS)の数理的、計算機的モデリングへの関心が高まってきた。HIS動態の計算機モデリングは複雑な現象と免疫応答間の関係の理解を深めるのに貢献する可能性がある。さらに、計算機モデルは異なる症状の新しい薬剤や治療を支持する可能性がある。しかしながら、HISのモデリングは複数の学際チームによって行われるべき大量の仕事を要求する非常に困難な研究である。この研究では、組織切片へのリポポリサッカライド(LPS)の注射後の免疫応答中の、HISの代表的な細胞や分子の時空間ダイナミクスをモデル化することが目的である。LPSはグラム陰性バクテリア細胞壁を構成し、これは免疫原性が高い分子である。これは強い免疫応答を引き出すような驚くべき能力を持つ。ここでは、偏微分方程式(PDE)に基づく記述的かつ機械的かつ決定的なモデルを示す。したがって、このモデルによって、免疫応答中に異なる複雑な現象がどのように構造や要素と相互作用しているのかが理解できる。加えて、モデルのパラメーターは系の生理学的特徴を反映しており、これは一般的な利用へのモデルを正確にしている。

 

雑記

この記事を書いてる日がちょうどこのブログを開設して2年になったようだ