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最適採餌者がゲーム理論の対立に会う時:労働寄生のモデル

József Garay;...;Tamás F.Móri(2020.10, Journal of Theoretical Biology)[When optimal foragers meet in a game theoretical conflict: A model of kleptoparasitism]

 

理由

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概要

労働寄生はゲーム理論問題と採餌戦略で同時に考えられているので、この論文の目的は、進化ゲーム理論と最適採餌戦略の2つの研究方法の基本概念を組み合わせることである。これらの理論を統一するために、まず、採餌者間の労働寄生が2つの結果、すなわち相互作用は時間がかかり、両方の競争者の正味エネルギー摂取量に影響するという結果を考慮する。この現象は時間拘束化の行列ゲームによってモデル化される。次に、最適採餌理論において採餌者はそれぞれの食糧種を無視できるので、相互作用を避けるために各採餌者に自由度を与えた。(ここでは2つの餌タイプがある。片方は他の捕食者の所持する被食物であり、他方は自由な被食者が発見されるものである)この論文の主な問題は、(常にまたは決して餌のタイプを選ぶような)最適採餌理論のゼロワンルールは、採餌者が互いに相互作用するような場合でも有効かどうかである。

 

採餌ゲームにおいて、競争に注力する捕食者(競争者)と決して注力しない捕食者(回避者)、一般的にこの2つの戦略の混合を行う捕食者を考える。ここでは、典型的なゼロワンルールは保持されなかった。最初に、純粋な回避者は決してESSを行わなかった。次に、純粋な競争者は厳密なESSが可能であるが、これは必ずしも必要ではなかった。最後に、混合したESSが存在する例を示す。

 

雑記

ESSってなんだ?