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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

グループ理論のまとめと分子システム生物学への応用

Edward A Rietman;...; Jack A Tuszynski(2011.6, Theoretical Biology and Medical Modelling)[Review and application of group theory to molecular systems biology]

 

理由

BMCのTheoretical Biology and Medical Modellingの中で、最もアクセスされてる論文のシリーズ

 

概要

この論文では、生物システムと非生物のシステムとの境界をより理解するのに役立つ選ばれた数学的な考えのまとめを与える。グループ理論と分子システム生物学へ応用される抽象幾何に注目する。この論文を通じて、潜在的な未解決問題を短く説明する。遺伝暗号と組み合わせて、進化するゲノムの64次元の時空間的に隣接する可能性を探索するために、摂動理論を用いることが出来る可能性がある。

幾何的グラフ理論の観点において、いくつかの小さな未解決問題について議論する。ネットワーク動態と亜群形式との関係において、ネットワークグラフは表現型の理解に関する主な焦点ではないかもしれないが、ネットワーク動態の相空間である。C6ネットワークの単純な場合とその相空間ネットワークを示す。実際に、細胞の分子ネットワークは、より高次元の空間においてよりよく示されうるハイパーサイクルの複雑なネットワークやフィードバック回路であると想像される。自己同型分解の解析によって解明されたように、相空間において重要な役割を持つ分子ネットワークにおける標的ノードは薬剤発見やガン治療へのより良い方法になる可能性がある。

 

雑記

みんな急に11月にイベント再開するから、11月めっちゃ忙しい