これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

遺伝的に同質化された季節性色パターンのゲノム構造

Karin R. L. van der Burg;...;Robert D. Reed(2020.11, Science)[Genomic architecture of a genetically assimilated seasonal color pattern]

 

理由

Twitterかなんかで流れてきたんじゃなかろうか

 

概要

発生的可塑性によって、ゲノムは環境の刺激に応答して別々に表れるような複数の異なる表現型を指定することができる。代替的な可塑的表現型は、遺伝的同質化と呼ばれる過程を通じて選択されるが、そのメカニズムはまだあまり理解されていない。ここでは、チョウ(Junonia coenia)の自然な可塑的集団における季節性の翅色表現型を同質化し、三つの原因遺伝子を特徴化した。内分泌解析とクロマチン接続性と立体配座解析によって、環境的に決定される特徴から主に遺伝的な特徴への翅の着色の遷移は、下流の翅パターンの遺伝子の制御配列の選択を通じて起こることが示された。このモードの遺伝的進化は選択によって好まれるようである、なぜならこれにより、中心的な刺激検出や伝達メカニズムに影響することなく、組織と特徴特異的な反応規範が可能になるからである。

 

雑記

元から負の方向への感情の振れ幅は小さい方だが、最近は正の方向の振れ幅も小さくなってきた気がする。