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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

自然免疫の動態モデルにおけるペプチドと線維芽細胞によって逆戻りする不可逆遷移と複雑な安定性

Abulikemu Abudukelimu;...;Hans V. Westerhoff(2020.2, Front. Immunol.)[Complex Stability and an Irrevertible Transition Reverted by Peptide and Fibroblasts in a Dynamic Model of Innate Immunity]

 

理由

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概要

ここでは、調節分析と多種の安定性解析を用いて、治療用ペプチドによる炎症の管理を扱う自然免疫の計算機モデルを解析する。この動機は、計算機と実験の両方で、この治療が強力でないという観察に基づく。モデリングの結果以下の7つが示された。(1)炎症の急性と慢性モードの生物学的現象は、2つのモード間を不可逆的に飛び移るような本質的に複雑な双安定性を反映している可能性がある。(2)モデルの慢性モードは安定であり、しばしば特異的な定常状態である。一方で、その急性モードの定常状態は安定であるが唯一ではない。(4)TNF量を観察すると、急性炎症は複数の過程で制御されている一方で、慢性モードはTNF合成と除去だけで制御されている。(5)抗原量が急性モードの遷移ポイントんい近いときだけ、多くの仮定が細胞やサイトカインに強く影響する。(5)抗原量の減少だけが急性モードへの遷移を開始するような抗原被ばく量はない。(6)健康な線維芽細胞を追加することで、急性から慢性炎症への遷移を可逆的に行える。一方で、(7)このような治療が効果的でないような抗原量の窓がある。このことから、3つの治療が慢性炎症を克服するのに必須であるだろうということが示唆される。これらは、(1)抗免疫グロブリンL鎖ペプチド、(2)一時的な抗原量の減少、そして(3a)線維芽細胞の再増殖もしくは(3b)幹細胞戦略である。

 

雑記

分かりやすいから読む方はいいけど、こういう箇条書きのアブストってちょっとずるくねぇ?