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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

自然免疫系の双安定ダイナミクスのモデリング

Sarah Kadelka;...;Stanca M. Ciupe(2018.11, Bulletin of Mathematical Biology)[Modeling the Bistable Dynamics of the Innate Immune System]

 

理由

参考文献を探して

 

概要

リポポリサッカライドの初期負荷の大きさは、二度目のポリサッカライド負荷を受けた時に炎症と免疫寛容状態の間の自然免疫細胞における変化を誘導する。この異なる反応を支配する分子メカニズムを決定するため、免疫細胞の意思決定に関与する3つのタンパク質、IRAK-1,PI3K,そしてRelB間の相互作用の数理モデルを提案する。このモデルにおけるIRAK-1とPI3Kの相互抑制は双安定ダイナミクスを引き起こす。免疫反応の強さの指標としてRelB量を用いることで、二次負荷に従う異なる表現型の結果と、異なる初期リポポリサッカライド量の大きさを繋げる。さらに、どのような状況下で初期LPS量が二次負荷に対して影響しないかを予測する。結果は、自己免疫疾患もしくは免疫不全のどちらかの患者の治療へのガイドに用いられるだろう。

 

雑記

気が滅入ってきたので、机を窓向きに変えてみた。効果のほどは・・・?