これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

興奮性の典型的なチャネルはない:免疫細胞におけるLタイプのチャネル

Bennett Davenport;...;Anne-Laure Perraud(2015.7, Front. Immunol.,)[Signature channels of excitability no more: L-type channels in immune cells]

 

理由

免疫と興奮系の関係を調べていて見つけた

 

概要

Ca2+が普遍的なメッセンジャーであるという普遍的な概念はよく確立しているが、Ca2+シグナリングの制御メカニズムは電気的な興奮性の線に沿って分けられると考えられている。しかしながら、分子生物学やゲノミクスにおける最近の進歩から免疫細胞のような非興奮性細胞も、元々考えられていたような興奮性の細胞のものとほぼ変わらない幅広く多様なイオンチャネル群を発現するという証拠が示された。イオンチャネルとトランスポーターは免疫反応の全ての面に関与している。これは細胞分化や活性化への発生そして移動、抗体分泌、ファゴソーム成熟、もしくは殺菌薬の血管輸送のような作用機能まで多岐にわたる。これは、TRPチャネルファミリーのものと、電位もしくはCa2+開閉式もしくはK+またはNa+チャンネルと同様に、予期せぬことに、元々興奮性の典型的な分子と考えられているCaV1サブファミリーの電位開閉式LタイプCa2+チャネルの要素も含む。この論文では、免疫の文脈でのCaV1 Lタイプのチャネル機能の分野で行われた最近の観察の概要と、Bリンパ球におけるこれらのチャネルを研究するなかで獲得した結果も示す。

 

雑記

心のなかに猫を飼うことで少し心穏やかに暮らせる。ライフハック