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シクロスポリンAがある条件とない条件の伸長した心筋虚血/再灌流に従う免疫反応の時間ダイナミクス

Vitali Rusinkevich;...;Huang-tian Yang(2019.3, Acta Pharmacologica Sinica)[Temporal dynamics of immune response following prolonged myocardial ischemia/reperfusion with and without aA]

 

理由

どこかで見つけたけど忘れた

 

概要

遅い心筋再潅流に続く免疫反応のダイナミクスを理解することは、心筋梗塞(MI)の免疫調節性治療の開発に重要である。シクロスポリンA(CSA)はMIの複数の治療方法を持つが、急性MIによって生じる炎症の効果はまだ解明されていない。本研究の目的は、心筋虚血/再灌流に従う免疫反応のダイナミクスと、遅い再灌流のヒトの条件を模するように作られた心筋虚血のマウスモデルにおけるCSAの効果を調べることである。成体のC57BL/6マウスに90分間の閉胸の心筋虚血/再灌流(I/R)を行う。これは、深刻な心筋傷害と心臓に過剰な炎症を引き起こす。伸長したI/Rによって起こる免疫反応の複数要素解析によって、体循環におけるサイトカイン/ケモカインのピークは、MIの1日後に好中球とT細胞の最大流入で合成される。心筋梗塞におけるサイトカイン/ケモカインのピークは、MIの3日後の最大マクロファージとナチュラルキラー細胞浸潤と一致する。縦隔リンパ節の細胞組成は、心筋梗塞の細胞組織と同様に変わっていた。伸長したI/Rの不完全な心臓機能後のCSA(10 mg/kg/day)は、結果的に生じた跡を拡大し、心臓の血管新生を減らす。伸長したI/Rに晒された心臓における免疫細胞の要素は変化しなかったが、MCP-1と(心臓の)MIP-1αと(心臓と血清)のIL-12の量は、処理しなかったグループと比較してCSA-処理したグループで有意に減少した。このことから、免疫細胞機能における変化が示される。この発見から、伸長した心筋虚血/再灌流後の免疫反応を標的とする免疫調節性治療の開発に必要な新しい知識が得られる。

 

雑記

初葬儀