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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

色素遺伝子発現における変異は、毒ガエルであるマダラヤドクガエルにおける直接の警告色と関係がある

Adam M. M. Stuckert;...;Kyle Summers (2019.4, BMC Evolutionary Biology)[Variation in pigmentation gene expression is associated with distinct aposematic color morphs in the poison frog Dendrobates auratus]

 

理由

どこかで見つけた論文

 

概要

背景

色素とパターン表現形は、多くの種で生存と繁殖に明らかに関与している。しかしながら、この相関を生み出すメカニズムはまだゲノムレベルではほとんど解明されていない。ここでは、トランスクリプトミクスに基づいた方法で、高度に多形の毒ガエルにおける色とパターンに影響する根底にある遺伝的メカニズムを解明する。変態の最終段階の間の4つの最終段階の間に4つの異なる色形態から皮膚からRNAをシークエンスし、新しいトランスクリプトームを集めた。その後、他の系統から候補の色遺伝子の調査を強調し、発現差異遺伝子を調べた。

結果

全体として、(例えばtryp1, lef1, leo1,mitfのように)メラニン形成、メラノサイト分化、メラノサイト増殖を制御する一連の遺伝子の発現が異なることと、 (例えば、arfgap1, arfgap2, airc, artのように)虹色素胞発生とプリン体合成に関与する遺伝子の発現が異なることを発見した。

結論
結果から、脊椎動物において色とパターンに影響することが知られているいくつかの遺伝子ネットワークが、この種の毒ガエルにおける色とパターンの変異に重要な役割を果たすという証拠が得られた。

 

印象的な図

Fig1. 4種の色パターン

 

雑記

めっちゃチューリングっぽいのに実際にシミュレーションやってる研究が見つからない。