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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

T細胞と皮膚:保護免疫から炎症性皮膚疾患まで

Allen W. Ho & Thomas S. Kupper(2019.4, Nature Reviews Immunology)[T cells and the skin: from protective immunity to inflammatory skin disorders]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

皮膚は環境との最初の接触面であり、T細胞はこの場所で病原性微生物に対する宿主免疫反応を組織化するのに重要である。効果的な皮膚免疫反応には、抗原特異的な作用T細胞の作成が必要となる、このT細胞は傷害や感染の皮膚の場所に存在する。未来の免疫問題に対する長期的に続く免疫は記憶性T細胞によって調整される。皮膚で見られる記憶性T細胞の中には、皮膚と血管を遷移する循環性細胞と、組織に常在する記憶性T(TRM)細胞の両方が存在する。このTRM細胞は長い時間皮膚に残り、耐久的な保護免疫を調整する。これらのTRM細胞も、皮膚の多くの炎症性疾患を駆動する。ここでは、皮膚のT細胞反応をより理解することは、免疫調節性皮膚疾患の効果的な新しい治療の開発をどのように補助するかを考える。

 

印象的な図

Fig. 1 皮膚の構造は免疫機能に寄与する

Fig. 3 乾癬の病理におけるT細胞

 

雑記

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