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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

マクロファージ-皮膚損傷と復元を調整するセンサーとエフェクター

Sebastian Willenborg; Sabine A. Eming(2014.3, Journal of German Society of Dermatology)[Macrophages – sensors and effectors coordinating skin damage and repair]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

けがの後に皮膚の完全性をと恒常性を復元することは重要な過程である。慢性皮膚潰瘍や病的な瘢痕を含む創傷治癒傷害は、大きな臨床的影響である。しばしば最近の治療方法は十分でない。新しい効果的な治療の開発には、根底にある分子メカニズムを徹底的に理解する必要がある。非治癒性の皮膚潰瘍と過剰な瘢痕の基本的な特徴は、損傷箇所での炎症反応の延長であり、これは治癒反応を中止する。局所的な免疫反応の調整は、正確かつ完全な治癒状態に対する効果的な治療戦略になるかもしれない。しかしまだ、炎症、特に組織損傷の場所に召集される多様の白血球系統の役割の特異的なメカニズムは解明されていない。多様な実験モデル系と臨床研究における最近の発見によって、単球/マクロファージ生物学と、組織の再生における単球系統の細胞の役割の理解を洗練してきた。よって、単球/マクロファージは創傷治癒の病理に介入する新しいかつ興味深い治療標的として現れている。この記事では、最近の文献に焦点を当て、皮膚の復元における単球/マクロファージの役割をまとめる。この記事では、治癒反応を促進する単球/マクロファージに基づく治療の理論的解釈を与える。

 

印象的な図

Fig1. 皮膚治癒の間の炎症反応のダイナミクス

 

雑記

「眠れなくなるほど面白い、自律神経の話」という本を見かけ[眠れなくなる時点で自律神経乱れさせてるやん]と思い本屋で一人笑いかけた