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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

皮膚内の免疫制御者としてのランゲルハンス細胞の役割の再定義

Heather C. West;...;Clare L. Bennett(2018.1, Front. Immunol.)[Redefining the Role of Langerhans Cells As Immune Regulators within the Skin]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

ランゲルハンス細胞(LC)は、皮膚の上皮間の細胞ネットワークを形成する組織常在マクロファージの特異的な集団であるが、上皮から排水リンパ節(LN)へ移動する能力をもつ。皮膚バリアでの彼らの場所は、免疫監視員としての重要な役割を示唆している。しかしながら、数十年の研究にも関わらず、皮膚免疫におけるLCの役割は不明である。LCを切除しても、皮膚感染に対する致命的な感受性や、免疫制御を失うことによるあからさまな自己免疫は起こらない。免疫過程の理解は従来、リンパ球の予備刺激や分化の場として二次リンパ器官に注目してきた。これは、LCのように、成熟において排出LNへ移動する組織樹状細胞の例として最初に定義された。しかし、最近、作用免疫の形成における組織環境の重要性が示されてきた。この記事では、LC機能の理解の欠如が、これらの細胞のリンパ節中心的な概念を取り去っているのかを議論し、皮膚内の元の場所での免疫制御者としてLCに注目することで、皮膚免疫における機能に関する問いを明確に解明する可能性があるかどうかを問う。

 

雑記

断捨離生活10日目、片付いていないところが気になり始めるが、予定外の場所を片付ける時間はないため、モヤモヤする