これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

微小管細胞骨格の渦を起こす不安定性

David B. Stein;....;Raymond E. Goldstein(2021.1, PHYSICAL REVIEW LETTERS)[Swirling Instability of the Microtubule Cytoskeleton]

 

理由

ラボSlackに来てたかな

 

概要

原形質流動の細胞現象において、微小管ネットワークに沿って貨物を運搬する分子モーターは周囲の流体に載せて運ぶ。この個々のモーターによって生み出されるピコニュートンの力は、長い微小管を変形するのに十分である、なぜならこの力は多くの移動モーターによって生み出される集団流体の流れだからである。ショウジョウバエの卵母細胞の発生中の流れの研究によって、短い範囲の相関しかない流れを表す空間的に無秩序な細胞骨格から、細胞範囲の渦度流れがある秩序状態への遷移が示された。この遷移は流束構造の相互作用によって駆動されるという仮説を確かめるため、変形可能な細胞骨格における移動するモーターの、離散的な遷移モデルと粒子の連続体理論を研究し、両方とも、渦を巻く不安定性が観察されるような自発的な大きなスケールの回転移動を示す。

 

雑記

生物も物理理論をうまく使っているのだなぁ