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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

生化学スイッチは食道上皮における恒常性への遷移を制御する

Jamie McGinn;...; Maria P. Alcolea(2021.3, bioRxiv)[A biomechanical switch regulates the transition towards homeostasis in esophageal epithelium.]

 

理由

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概要

上皮細胞は非常に動的で、組織の摂動や組織損傷の増加に対応してそのふるまいを急速に適応することができる。しかしながら、これらの反応をうまく制御する過程、特に通常の組織恒常性の正しい遷移を保証するメカニズムはほとんど知られていない。ここでは、マウス食道の上皮における生後発生と恒常性間の境目で起こる細胞のふるまいの変化を探索する。このマウス食道は急速だが制御された組織成長遷移を例示する生理モデルである。マウス食道の単細胞RNAシークエンスと組織化学解析から、組織成熟における上皮の機械的変化が解明された。さらに臓器伸長実験から、全身に対してマウス食道の成長差によって生じる組織緊張は、恒常性が確立される前駆体画分における定義された関与する集団の出現を促進することが示された。結果から、全体組織レベルで経験される機械的変化は、細胞レベルで”感知した”ものを組み合わせて、上皮細胞行動と組織維持を制御する単純なメカニズムを指摘する。

 

 

 

 

 

雑記

あめのひは眠い