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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

CFTRを発現する塩類細胞を含めた気道上皮階層性の見直し

Daniel T. Montoro;...;Jayaraj Rajagopal(2018.8, nature)[A revised airway epithelial hierarchy includes CFTR-expressing ionocytes]

 

理由

ラボSlackに流れてきた

 

概要

肺の気道は、喘息や嚢胞性線維症での主な疾患部位である。ここでは、単細胞RNAシークエンス(scRNA-seq)と生体内系譜追跡によってマウス気道上皮の細胞構成と階層性を調べる。希少な細胞種であるFoxi1+肺塩類細胞と、その位置に基づくクラブ細胞の機能的多様性、”凸型"と呼ぶ速くターンオーバーする扁平上皮構造と、房や杯細胞の疾患関連サブセットを発見した。scRNA-seqと系譜追跡を組み合わせるパルスシークエンスを開発して、房型の神経内分泌細胞と塩類細胞は、中間型前駆細胞によって継続的かつ直接的に補充されることを示す。塩類細胞はマウス(Cftr)とヒト(CFTR)の両方で嚢胞性線維症膜貫通伝導率制御因子の転写因子の主な供給源である。マウス塩類細胞におけるFoxi1のノックアウトはCftr発現を欠損させ、嚢胞性線維症の特徴である粘液生理学的表現型と気道流を阻害する。重要な疾患遺伝子と細胞種特異的な発現プログラムを関連付けることで、呼吸器疾患の新たな細胞ストーリーを確立する。

 

雑記

さよなら2月、死んでくれ3月