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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

概日リズムに基づく炎症応答-呼吸器疾患と治療の解釈

Maria Comas;...;Craig L. Phillips(2017.9, BMC Sleep Science and Practice)[A circadian based inflammatory response – implications for respiratory disease and treatment]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

日時計は、我々の生理、代謝、生化学機能の日内のタイミングを制御する。免疫系も免疫細胞数、合成やサイトカイン放出、免疫系の細胞と組織内での時計遺伝子の発現そして免疫機能を制御する時計制御性遺伝子において概日振動を示す。概日リズムの崩壊は免疫応答や炎症の制御不能を引き起こし、これはさらに概日リズムを崩壊する可能性がある。アレルギー反応のような免疫的問題に対する生物の応答は、一日の時間に依存して変化し、このことから睡眠と初期の活動時間の間に特に有害な応答を引き起こす可能性がある。この総説では、免疫応答の概日生物学と、概日リズムと免疫系の組み合わせの文脈における最近の知見を評価する。ここでは、慢性閉塞性肺疾患アレルギー性鼻炎と喘息の3つの呼吸器関連炎症性疾患の概日パターンを議論する。免疫応答の概日パターンに知見を増やし、強い概日パターンをもつ炎症性疾患における時間両方研究を発展させることで、予防方法だけでなく、症状の概日リズムと治療に対する患者の応答の日内変動に注目した治療改善も行えるかもしれない。

 

雑記

24時間に最適化した生命現象を見ると、これまで何十億年と維持されてきて身体に残ってると思い、生命の歴史を感じて背筋が痒くなる。私はまだ数十年しか生きてないのに、自分の体自体はもっと私の知らない色んなことを学んで平然とやっていってる。きもちわるい