木は同じ分岐角度をもつか？

Robert M.Beyer;...;HansPretzsch(2021.3, Journal of Theoretical Biology)[Do trees have constant branch divergence angles?]

理由

気になったやつ

概要

多くの草本植物の特徴は中心の軸に沿った側方器官の驚くほど規則的な配置である。これらの葉序パターンは、最初に頂端分裂組織で見られる連続した芽(もしくはそれらの葉)の間の一定の分岐角度によって形成される。そして、このパターンが後の個体発生段階を通じて維持されてマクロスケールで観察されるようになる。木の幹に沿った枝は同様のパターンを示すのか？ここでは、地上型レーザースキャンから得られた枝の骨格モデルを用いて、成長したヨーロッパブナ、ノルウェートウヒ、そしてオウシュウアカマツの木の幹に沿った連続的な枝の間の分岐角度の分布を従来のように評価する。特定の値の周りに集まるのではなく、種特異的な分岐角度から、単一の分布の特徴的な統計性質があることを発見した。これは、芽の発生と枝の脱落における確率性の結果であると仮説を立てた。連続的な側方の芽の間の分岐角度が一定であっても、芽の死亡率と枝の脱落速度が高いときに観察される枝の分岐角度は、単一の分布に近似されうるという厳密な数学的証明を示す。

雑記

今日はなんか仕事が良くすすむ日だ。