大腸菌の走化性は情報が制限されている

H.H. Mattingly;...;T. Emonet(2021.2, bioRxiv)[E. coli chemotaxis is information-limited]

理由

ラボSlackに流れてきた気がする

概要

生物はそれらの行動を左右するため環境情報を獲得して利用しなければならない。しかしながら、情報が行動を制限するのか、またどのように制限するのかは知られていない。ここでは、大腸菌の走化性において情報と行動を関連付ける。最初に、細胞の情報獲得速度を与える最大到達勾配上昇速度の理論的限界を導く。次に、細胞の勾配上昇速度と走化性経路による情報獲得速度を測定する。大腸菌は、それらが泳いで勾配を昇るかどうかを決定するのに必要な1ビット以下の情報で行動を決定することを発見した。しかしながら、大腸菌はこの情報を効率的に用いて、理論限界に近いふるまいを行っている。よって、情報は生物の行動を制限する可能性があり、感覚-運動経路が環境からの情報を効果的に利用するように進化してきたかもしれない。

雑記

読みたい本を毎日目の前に置いてるのに、作業が多くて手に取れない