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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

免疫系と悪性腫瘍の競合の数理モデル

Marzio Pennisi(2012.6, Computational and Mathematical Methods in Medicine)[A Mathematical Model of Immune-System-Melanoma Competition]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

活性化OT1細胞傷害性Tリンパ球(CTLs)と抗CD137モノクローナル抗体を組み合わせた複合投与で与えられる免疫応答を再現するために開発した数理モデルを示す。この治療は、特異的な免疫治療戦略に曝露されたB16 OVAマウスモデルにおける悪性腫瘍に直接対抗する。ここでは2つの要素をモデル化する。治療が行われる投与ポイントの要素と悪性腫瘍細胞が増殖する皮膚要素である。投与から皮膚要素へのOT1 CTLsと抗体の移動をモデル化するため、遅延微分方程式(DDEs)を用いる。数理モデルの結果は、生体内の結果と良く合っている。さらに、数理モデルの感受性解析から、OT1 CTLsの重要な役割がしっかり示され、投与された抗体の潜在的な減少は、治療の有効性に実質的に影響することはないことが示唆される。

 

雑記

自分が学生の分の国民年金を支払ったので、後期高齢者の目を見て話せるようになった