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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

反応拡散アクティブマターにおけるプログラム化された物理-化学共役

Anis Senoussi;...; André Estevez-Torres(2021.3, bioRxiv)[Programmed mechano-chemical coupling in reaction-diffusion active matter]

 

理由

ラボSlackあたりに来たやつかな

 

概要

胚の形態形成には、パタン形成メカニズムの複雑な組み合わせが関与する。しかしながら、従来の生体外パタン形成実験では、一度に一つのメカニズムだけを探索しているため共役効果が失われている。ここでは、細胞骨格のモーターと繊維で構成された活性ゲルに散逸的なDNA/酵素の反応ネットワークを統合することで、反応拡散ちアクティブマターの2つの主なパタン形成メカニズムを結合する。活性ゲルによって生み出される流れの強さは、2つのサブシステム間の物理-化学的共役を制御することが示された。この性質を用いて、時間と空間の両方において収縮が化学反応ネットワークを引き起こすような合成材料を作成した。これで、線虫の卵細胞で観察される局所化メカニズムの重要な側面が模倣された。反応拡散アクティブマターによって、物理-化学伝達の統合の調査と生物のような性質を持つ新しい物質の設計が促進されると期待する。

 

 

雑記

生物らしさ、人間らしさ、それぞれをずっと考えている