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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

乾癬-疫学と臨床スペクトラム

Enno Christophers(2002.1, Clinical and Experimental Dermatology)[Psoriasis − epidemiology and clinical spectrum]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

乾癬が一般的な皮膚疾患であるにも関わらず、まだ大量の未解決問題がある。これらの問題の一つは、疾患の有病率である。なぜなら大半の研究で推定値しか報告されておらず、具体的なデータが不足しているからである。集団研究は希少であり、縦断的な有病率の変化の観察は不足している。これは、罹患者が増加している他のT細胞介在性自己免疫疾患とは対照的である。疫学研究によって、例えば、関節炎や大腸炎、糖尿病、高血圧などの疾患の異なるグループは、乾癬とかなり頻繁に関連していることが解明された。一方で、アトピー性皮膚炎とアレルギーは通常の発症率と比較してあまり見られない。乾癬の免疫応答パターンは活性化したTh1細胞と関連しているので、乾癬とアトピー性皮膚炎はTh-1/Th-2によって相互に排他的であると見られる。

 

印象的な図

Fig3. 播種性の拡大病変、頻繁な再燃を伴う全身の病変、早期発症の疾患。

 

雑記

休みは自分の研究に集中できるからよい