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光感受性と関連するシェーグレン症状の患者における誘導性一酸化窒素合成酵素の光刺激テストと免疫組織染色解析

N.TSUKAZAKI;...;I.KATAYAM(2002.5, British Journal of Dermatology)[Photoprovocation test and immunohistochemical analysis ofinducible nitric oxide synthase expression in patients withSjo¨gren’s syndrome associated with photosensitivity]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

背景

シェーグレン症候群(SS)における環状紅斑(AE)は大抵、太陽光に晒された皮膚の領域に発症し、夏に悪化する。

目的

SSにおける光感受性を評価することと、SSにおけるAEの発症における紫外線(UV)放射の関与を調査することである。

方法

10人の初期SS患者を含む14人のSS患者にUVAとUVBの光試験を行った。誘発された皮疹における臨床もしくは組織特徴だけでなく一酸化窒素合成(iNOS)の発現をエリテマトーデス(LE)の患者と比較した。11人のSS患者は、太陽光の曝露によって誘導・悪化される太陽光被爆皮膚における、光感受性AE(n=4)、紫斑(n=3)、そして他の種(n=4)の皮疹の病歴を示した。

結果

光試験によって、14人のうち11人の患者で持続的な紅斑性反応(n=8),浸潤性紅斑(IE)(n=4)そして紫斑(n=3)が誘導され、この中には、光感受性の病歴がない初期SSの患者も含まれている。組織学的に、誘導されたIEと紫斑は、SSにおけるAEの初期皮疹におけるIEと紫斑によく似たリンパ球の衣袖状もしくはまばらな血管周囲の浸潤を示した。3つの症例における部分的な軽症の液体分画の分解以外には、LEの特徴である表皮変化は見られなかった。一方で、2つの症例は、それらの初期皮疹と光刺激試験に対する初期反応を含む、いくつかの側面における多型的な光皮疹の丘疹と区別できない。免疫組織染色によって、表皮内のiNOSの拡散性する発現が解明された。これは、最小の液体分画の変成をもつ3人のSS患者におけるLEの特徴である。一方で、残る7人のSS患者はiNOS染色や通常の発現パターンを示さないことが調べられた。

結論

結果から、特定の初期SS患者に光感受性が存在することと、UVはSSにおけるAEの発症に重要であり、おそらくLEにおけるAEと異なる病理メカニズムを介して発症することが示唆された。

 

印象的な図

Figure1. SS患者の皮疹

 

雑記

読みなれない症例報告、読むのにめっちゃ時間かかる・・・