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生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

抗Ro/La自己抗体と関連する環状紅斑の臨床的な形

C. W. Lee; (2000.4, J Korean Med Sci.)[Clinical constellation of annular erythema associated with anti-Ro/La autoantibodies.]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

シェーグレン症候群(SS)や、SSと全身性エリテマトーデスが重なった症状(SS/SLE)の患者における抗Ro (SSA)やLa (SSB)と関連する環状紅斑(AE)は、東洋で最近報告されてきた。そして、これは白人によく見られる亜急性の皮膚LEの環状紅斑皮疹の対になるかもしれない。ここでは、臨床的多様性について5人の韓国人のAE患者を調べた。この小サンプルの研究において、症状の血清的特徴や診断に関して、各患者間でわずかな違いが見られた。5人の症例の中で、4人は循環する抗Roと抗La抗体を持ち、1人は抗La抗体のみを持っていた。診断としては、1人がSS/SLE、2人が初期SS、そして残りの2人だけが"抗Ro/La抗体に関連するAE”であった。これは、以前考えられていたよりも、抗Ro/La自己抗体と関連するAEの症状の発現における臨床スペクトラムが広いように思われる。

 

印象的な図

Fig.1 顔における環状紅斑

 

雑記

最近は一周回って査読対応が楽しくなってきた。