これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

Gray-Scottモデルにおける電場誘導性空間パターン形成の多様な性質を解明する

Amitava Giri and Sandip Kar(2019.3, The Journal of Chemical Physics)[Unraveling the diverse nature of electric field induced spatial pattern formation in Gray-Scott model]

 

理由

ラボSlackに来た・・っけ?

 

概要

イオン性反応物と自己触媒で構成される、Gray-Scott型の化学物質の反応拡散系を考えて、外部の電場の影響下での、運動性に誘導される空間パターン形成の可能性を調べた。この研究から、一方向の電場を応用することで、拡散駆動型の不安定性によって得られる既に存在するチューリングパターンを変形できるが、運動誘導型不安定性を生み出せないため、Gray-Scott様の系で拡散駆動性不安定性がないことが分かった。しかしながら、2つの相互に垂直な方向に沿った電場の応用は、対応する化学反応物の拡散性の違いなしで運動誘導型パターンを生み出す。さらに、拡散駆動型の不安定性のない空間的な不均一なパターンを引き起こす2つの方向に沿った電場の強さのペアの正確な値の範囲を予測する体系的な方法を示した。さらに、パターンの不安定性が形成し、変化するパターンの性質は電場の強さの増加量によって異なる。この研究から得た知見によって、幅広い安定かつ均一な空間パターンを生み出すさらなる実験戦略を開発できる。

 

雑記

電場も影響するのねーまぁそらそうやな