これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

頭足類に触発される、オンデマンドの蛍光パターニングの電子-力学-化学反応性エラストマーの設計

Qiming Wang;...;Xuanhe Zhao(2014.9, Nature Communications)[Cephalopod-inspired design of electro-mechano-chemically responsive elastomers for on-demand fluorescent patterning]

 

理由

こないだ読んだ関連論文

 

概要

頭足類は、選択的に筋肉を収縮することで、皮膚の下で色素を含む細胞(色素胞)を逆に活性化し、様々なパターンを示すことが出来る。この自然で見られる新しい色付け戦略にアイデアを得て、電場の制御下で幅広い蛍光パターンを示すの電子-力学-化学反応性エラストマーを設計する。力学的刺激により材料の色が変化する分子を持つ伸縮性のエラストマー共有結合的した。これは、十分に変形すると強い蛍光シグナルを出す。次に、電場を用いてエラストマーに多様な大きな変形を誘導した。これは要求に応じて線や円、文字などを含む多用途のパターンを示す。さらに、理論モデルを構築して、電気的に誘導した蛍光パターンを予測し、この種のエラストマーとデバイスの設計を補助した。この材料と方法は、単一の遠隔信号に反応して、変形、測色、蛍光反応、と幾何変化や化学的変化を組み合わせた、柔らかい/湿った環境での柔軟なデバイスを作るための有望な道を開く。

 

雑記

こういう研究もあるのねー。自分でやることはないけど、応用例を考える知見にはなりそう