これはブログではない

生物学(主に理論生物学)の論文を書くために読みます

皮膚ループス:進歩と困難

Petty AJ;...;Nicholas MW.(2020.4, Curr Allergy Asthma Rep.) [Cutaneous Lupus Erythematosus: Progress and Challenges.]

 

理由

自分の研究関連

 

概要

総説の目的

この総説では、皮膚ループス(CLE)の診断、病因そして治療に関する最新情報を与える。

最近の発見

皮膚特徴を持つ全身性ループスと異なる別の疾患としてCLEをよりよく定義することと、臨床、組織、実験的特徴に基づいてCLEを分類することに診断の難しさが存在する。最近のメカニズム研究から、CLEに関連する、より遺伝的な変異や環境因子、そして免疫不全が解明された。CLEを引き起こす最も重要な因子の一つとして特に薬物誘導が挙げられた。治療選択には、外用剤と全身治療に加えて、臨床試験で良い臨床効果を示したべリムマブ、リツキシマブ、ウステキヌマブ、 anifrolumabそしてBIIB059などの生物学的製剤も含まれる。

結論

CLEは複雑かつ異質な疾患のグループである。今後の研究によって、皮膚ループスのスペクトラム内のCLEのより良い定義が保証される。CLEの病理に関する更なる知見は、より標的形の治療の設計を促進する可能性がある。

 

印象的な図

Fig2. 亜急性皮膚ループス

 

雑記

久々に症例報告よんだなぁ